新インターナルブランディング

「ブランドコア」を体験する社内イベント実施 部門が自律的に考える文化を醸成したfreee

クラウド会計ソフトを提供するfreeeは、2021年のリブランディングで「ブランドコア」を定義し、これを軸とした社内外への浸透を戦略的に推進してきた。これまでのインターナルブランディングの歩みと、企業の成長に伴う課題に対する考えを聞いた。

freeeは2018年にミッション「スモールビジネスを、世界の主役に。」を策定。その後、2021年のリブランディング時に、顧客に提供する「ブランドコア」を定義した。

ブランドコアの内容は「ブランド体験として『解放』『自然体』『ちょっとした楽しさ』を届けることで、スモールビジネスに携わるすべての人を『自由』にする」というもの。ブランドコアを可視化した意義について、ブランドチームのクリエイティブディレクター・小川哲弥氏は次のように話す。

「当社ではミッションとして『スモールビジネスを、世界の主役に。』を、バリューとして『マジ価値』を掲げていますが、それだけではfreeeとして顧客に提供する価値が十分には伝わらないという課題がありました。ミッションやバリューは企業が主語になっているため、お客さまから見た当社の価値を、社内でも共通意識として持っている必要があるのではないかと考えたのです。そこで定めたのが…

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新インターナルブランディング

社会における企業の存在意義や、重視する価値観について従業員が理解、共感し、自発的なアクションを起こしていく、さらには事業創造につなげていく──。こうした動きを活発化していくには、コミュニケーション領域を担う広報部門の役割が欠かせません。「インターナルブランディング」の進化を振り返りながら、全社を巻き込み取り組んでいる各社の事例についてレポートします。

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