新インターナルブランディング

CASIO、未来志向でパーパス策定 国内外2000人以上の社員の声を集める

時代が変化する中でも、創業当時から大切にしてきた経営理念「創造 貢献」を実現し続けるため、2024年にパーパスを策定したカシオ計算機(CASIO)。どのように社員を巻き込んでいったのか。

創業者が小型純電気式計算機を発明して以降、CASIOでは時計、電子楽器、電子辞書など、斬新な働きを持った製品を生み出すことで、人々の生活を助け、社会を進歩させてきた。こうした考え方は同社の「創造 貢献」という経営理念に表れている。

だが時代が変化するにつれ「創造 貢献」だけでは「何をつくったらいいか」が見えにくくもなっていた。「商品・サービスをつくったその先でどのような社会にしていきたいのか?」未来志向で自社の存在意義を問い直すため、2023年8月よりパーパスとバリューズを策定するプロジェクトを開始。2024年6月に社内発表し共通理解を深めた上で、同年11月に社外発表している(画像参照)。

策定した「パーパス」と「バリューズ」をポスターとして社内に掲出。「このパーパスから、ひとりひとりが変わっていこう。」「今日を超える歓びがあふれる毎日を、社会を、…

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社会における企業の存在意義や、重視する価値観について従業員が理解、共感し、自発的なアクションを起こしていく、さらには事業創造につなげていく──。こうした動きを活発化していくには、コミュニケーション領域を担う広報部門の役割が欠かせません。「インターナルブランディング」の進化を振り返りながら、全社を巻き込み取り組んでいる各社の事例についてレポートします。

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