近大マグロに続け! 全入時代の大学広報

ベンチャーと熟成肉の製造技術開発 学内に広報理解促す活動を強化

研究・教育分野における産学連携の取り組みを広報活動に活かすには?企業との研究開発、教育プログラム連携など大学の取り組みから、大学の社会評価を高めるためのポイントを探っていきたい。

9月21日、農学部の村上周一郎准教授とフードイズムによる発酵熟成肉の製造技術「エイジングシート」に関する記者発表を開催。

明治大学は9月、飲食ベンチャーのフードイズム(東京・渋谷)との産学連携による熟成肉の製造技術「エイジングシート」を発表した。既に2016年には今後の製造・販売に向けて、明大発のベンチャー企業としてミートエポック(川崎市)を設立している。そこで駿河台キャンパスで9月21日に記者発表会を開き、約50人の報道関係者が参加した。

10月からは東名高速や名神高速の一部PAのほか、「ファーストキッチン」「ファーストキッチン・ウェンディーズ」など125店舗でエイジングシートを用いて開発した新メニューが導入されている。これらの動きや開発した農学部・村上周一郎准教授のコメントも含め、同日の『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京)では密着映像が流れた。

広報課の担当者は「2000年に知的資産センターを設立し産学連携事業に取り組んできたが、大学発のベンチャーかつ食の話題ということで注目度が高かったのでは」と振り返る ...

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近大マグロに続け! 全入時代の大学広報

少子化が進むなかで今、大学広報の手腕が問われています。その成功例の筆頭とされるのが、近畿大学。近大に続けと、各大学でも広報戦略の重要性が見直されつつあります。さらに産官学連携などを通して、大学の存在意義をいかに示していくか。事例やレポートを通し考えます。

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