取材がグンと増える上手い広報が実践していること

メディア側の視点、媒体特性を理解する―『日経MJ』編

メディアリレーションの基本は、相手をよく知ることから始まる。各媒体では、企業からの情報提供のどこを見ているのか。編集方針や企画ができるまでの流れを知れば、広報のアプローチも変わってくる。今回は『日経MJ』編集長に聞く。



  • コンセプト
    面白くて役に立つ、世間が見える経済ニュースを扱う。MJはマーケティング・ジャーナルの略
  • ターゲット
    新しいもの、社会・消費の動きを知りたい、マーケティングに関心のある幅広い層
  • 取材のきっかけ
    世の中の流行り、関心を引く新たな現象を起点に、取材が始まることが多い。その視点は恒例企画の「ヒット商品番付」に表れている

──編集方針は?

経済ニュースから「世間」を見る。これを意識しています。例えば「値上げ」について取り上げるなら、当然、各社の値上げ状況も見ますが、食卓のメニューがどう変わってきているかも取材し、家にある食材で済ませる「アルモンデ」という投稿が増加していることを記事化しました。日本経済新聞本紙とは違う媒体なので、「面白くて役に立つ」視点を重視するのは、創刊当時からの方針です。

2022年4月8日付「私、育ちは葛飾・タワマン」の記事では、下町のイメージが強い東京東部のタワーマンション事情に注目。東京都心の...

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取材がグンと増える上手い広報が実践していること

広報担当者の主要業務であるメディアリレーション。取材が続々と集まると、認知が拡大するだけでなく、社内の活性化にもつながります。継続的にメディアへ出演をしている企業や自治体は、どのような広報活動を実践しているのでしょうか?メディアが関心を持つきっかけは様々。どういったアプローチが取材に結びついたのか、レポートしました。

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