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Clubhouseで決算説明会を開催 企業姿勢を示し、採用にも直結!

企業目線の発信ではなく、よりユーザー側に立った語りかけが求められるソーシャルメディア。ステークホルダーとの関係構築における各社のメディア選びや活用における工夫を聞いた。

代表の佐藤健太郎氏。写真は同氏が2月3日、Clubhouse上で行った決算説明会の質疑応答に臨んでいる様子。

インタビュー
GMOペパボ 社長室 広報チーム
伊早坂恵美氏

──2月3日、Clubhouseを使った決算説明会の内容や運営方法、背景を教えて下さい。

実際は、ウェビナーで開催された決算説明会をClubhouseでも同時に音声配信した、という内容です。しかし、目玉は、会場の質疑応答とは別に、アフタートークとも言えるような質疑応答をClubhouse上で実施したことです。「日本初(?)Clubhouse決算説明会を終えた渋谷の一部上場IT社長がだいたいなんでも答える部屋」と題し、当日は、決算に関する質問ほか、当社サービスのユーザーさまからサービス内容に関する質問も挙がった他、メディアの方の公開取材的なやりとりもあり、カジュアルな会になりました。

告知ツイートのインプレッションは約30万、当日の瞬間最高聴取者数は300人を超えるなど、大きな反響がありました。

開催時間は約1時間。運営方法は代表の佐藤健太郎と役員、事業部長などがスピーカー、IR担当と広報マネージャーの2人がモデレーターを務めました。また、私含め広報チームの他2人は、裏方として、どんな人がルームに来ているかをウォッチして、「〇〇さんがいらっしゃっています」など、遂次、モデレーターに情報共有しました。

背景は佐藤が決算説明会の...

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多くの人と直接つながることができるソーシャルメディアは、広報・広聴において欠かせないコミュニケーション手段です。炎上や批判への備えはしながらも、公式アカウントを上手く活用している企業は、プレスリリースなどとは異なる、人格を感じさせるメッセージを発信し、社会の一員として大切にしている価値観や、そこで働く人の思いを届け、共感を集めています。ソーシャルメディアを今、どのように広報に活用していけばいいのか、再点検していきます。

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