企業ブランディング 求心力を生む新たな取り組み

hacomono、MVV体現する社内イベントで従業員の行動変容促す

事業の成長スピードが速く、組織もめまぐるしく変化するスタートアップ。ビジョンやミッションなど企業固有の指針をどのように浸透させ、行動変容につなげているのか。ブランディング後のコミュニケーション施策に迫った。

DATA
企業名 hacomono
設立年 2013年7月
従業員数 216名(2023年12月時点)
リブランディングプロジェクトの体制 社内では蓮田健一CEO、人事責任者が中心に半年かけて推進。浸透施策は、広報PRチームが担当

ウェルネス業界向けの会員管理・予約・決済システムを展開する、hacomono。コロナ禍の非接触ニーズも後押しし、2019年3月のサービスローンチから導入数は5000店舗に拡大。従業員数も約4年で4倍ほどまでに急成長した。こうした組織の急拡大の裏で懸念されるのが組織内のコミュニケーション不足だが、同社は2023年版「働きがいのある会社ランキング」にて、中規模部門でベストカンパニーを受賞。組織を拡大しながらも、組織環境において一定の評価を得ている。この要因を紐解くと見えてくるのが、2021年8月に刷新したMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の社内浸透の施策だった。

企業の社会性と大義、イノベーションへの覚悟を示した「サステナビリティビジョン」。ミッションである「ウェルネス産業を、新次元へ。」の社会的意義を言語化し、社内外への浸透を促す。

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!

この記事をシェア

この記事が含まれる特集

企業ブランディング 求心力を生む新たな取り組み

社会における企業の存在価値を見つめ直し、企業のありたい姿について従業員と共に議論しながら、自発的な取り組みを促すコミュニケーションを積み重ねる。さらには多様なステークホルダーへ企業価値を発信し、対話していく─。こうした企業の求心力を高めていこうとする動きが活発になってきています。優秀な人材や共創相手を惹きつけるためにも注目が高まっている企業ブランディング。実践にあたっては、企業イメージを客観的に把握し、コミュニケーションを通じて解決を図っていく、広報部門の役割が欠かせません。

記事一覧

MEET US ON