目的を明確にし必要な手法を選び取る!広報計画 2024

社会の中での自社の価値を見つめ直し パーパスの浸透・実践を進める

注力したい広報活動ランキングで、前年の4位から2位にランクアップ。体制変更やメンバー増員といった変化のタイミングに改めて自社の価値やアイデンティティを振り返る企業も多い。

コーポレートブランドの管理

Check



☑広報活動はパーパスに基づいているか?
☑従業員はパーパスや企業理念を体現できているか?
☑企業として一貫したメッセージを発信できているか?
☑CI(コーポレート・アイデンティティ)は整理できているか?
☑社内の資産を有効活用した広報ができているか?
☑コーポレートブランディングの目的は明確か?

●コーポレートブランド強化の必要性を意識したのはどのような時ですか?(複数回答)

    成果のあったブランディング施策は?

    コーポレートサイトリニューアルを軸にビジョンやメッセージの整理を行い、社内への理解浸透施策も併せて実施したという回答が目立った。またブランディング施策を経て従業員向けのエンゲージメントサーベイ結果の改善やサイト全体のアクセス増加、求職者・取引見込み先からの問い合わせの増加などの成果につながったという声が寄せられた。

Voice



提言する機会をつくる

注目度の高まるリテールメディア、リテールDXについて、業界内の有識者と共に今後のあり方や先進事例等を研究・提言していく団体を設立する(弊社は事務局としてリード)。また、社内有識者の書籍発売も予定している。こうした活動をフックにブランディング強化を図っていく。(フェズ 広報部 部長 真鍋順子さん)

インナーブランディングの外部発信

文化醸成の軸であるグループ社員総会「New Value Forum」の広報活動を強化。人的資本経営にも注目が集まるなか、パーパスと個人のWillを重ね体現した社員とイベント背景を訴求。結果、大手・専門メディアを含めた紹介につながる。(デジタルホールディングス グループ・ブランディング部 部長 北浦豪文さん)

事業領域の拡大を伝える発信

2年前からリブランディングを開始し、パーパスをはじめとしたフィロソフィーの刷新・ロゴの刷新・各種デザイン規定・ホームページのリニューアルなどを実施した。事業を「オフィスデザイン」から「ワークデザイン」へと拡大するなかで、ロゴイメージもそれに合わせて大きく変え、社内外からの反響も大きくあった。フィロソフィーの内容も社内での共感を得ている。各種ブランドイメージを統一することができた。(ヴィス 経営戦略室 広報・IR Unit 福田紗弥佳さん)

Q.企業や商品の「周年」を活用した広報活動は実施していますか?

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目的を明確にし必要な手法を選び取る!広報計画 2024

リアルでのメディアリレーションが復活する中で、SNS公式アカウントやオウンドメディアといった手段を駆使しながら、社内外のブランディング活動を行い、炎上リスクやサステナビリティ関連の発信にも目を向ける─。広報活動が多様化する中で、目的に応じた手段を選び取る力が求められています。また経営課題と紐づけて広報成果を示していくことも問われるようになりました。そこで本特集では、広報部門の担当者に、広報の重点施策や、成果の出た施策、体制づくりや課題などを聞くアンケートを実施。広報計画を練る上でのヒントとしてください。

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