サステナビリティの情報発信

サステナブルな旅行の促進プロジェクト 日産自動車、異業種を巻き込む鍵は?

サステナブルツーリズムを促進するプロジェクト「GREEN JOURNEYグリーンジャーニー」の発起人である日産自動車。全14社の参画企業をどのように巻き込み、ツアーに参加する生活者へのコミュニケーションをいかに行っていくのか、担当者に聞いた。

日産自動車を中心に発足した“環境に配慮した旅行”を提案するプロジェクト「GREEN JOURNEY(グリーンジャーニー)」の推進委員会。全14社が参画し、8月20日に発足に関する記者発表会を実施した。会見は2部制で、1部には34媒体、2部には24媒体と想定より多くのメディアが出席。最終的にはテレビが17番組、新聞とウェブメディアでは合計548媒体の露出につながった。

EVとの接点創出目指す

現在、旅行・観光産業は、世界のCO2排出量の1割以上を占める。その大部分が旅行者の移動から発生しているとされ、地域の経済・文化におけるサステナビリティへの貢献が求められている。こうした課題を受け発足したGREEN JOURNEY推進委員会は、業界の垣根を超えた全14社がサステナブルツーリズムの浸透へ向けて手を組んだ共同体だ。

委員会の発起人は、日産自動車と日本旅行。加えて北海道旅客鉄道と東日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、西日本旅客鉄道、四国旅客鉄道、九州旅客鉄道、日本貨物鉄道、地球の歩き方、おてつたび、TBWA HAKUHODO、Earth hacks、日本ジオパークネットワークの全14社で構成。…

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サステナビリティの情報発信

企業のサステナビリティ情報の開示に関心が高まっています。その一方で、投資家などを対象にした経営情報を、そのまま生活者や従業員へのコミュニケーションに活用するのは難しく、情報の受け手にとって伝わりやすい形に変換していくことが問われています。自社らしい取り組みを知ってもらいファンになってもらうアプローチや、サステナビリティの実現に向け従業員が行動に移していくための広報活動など、企業のサステナビリティの取り組みを推進するためのコミュニケーションについて考えていきます。

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