コーポレートサイト改革

複雑なビジネスモデルをビジュアル化 クライアント、メディアからの問い合わせ増へ

2009年の社名変更以来となるリニューアル。サービスの多様化や変更により、複雑になっていたサイトを整理したことで、サイト経由のリード獲得や社内外への事業認知拡大にもつながっているという。

サービスの拡大、SNSの開始など変更がある度に徐々に改修を加えていったことで、情報が点在し、統一感や情報整理が必要な状態に。


静岡に本社を置き、通販業務代行サービスや通販システム構築などの単一サービスの提供にとどまらない、通販事業者の業務全般をサポートするスクロール360。

「コーポレートサイトは会社の顔」と話すのは、リニューアルを率いた広報の高橋友紀氏。2009年の社名変更以来10年以上ぶりのリニューアルを実施した背景には、そんな顔となるサイトが複雑化し、表情が見えにくくなってしまっていたことがあった。

「通販市場の変化や成長に伴い、当社で扱うサービスの幅は通販業をまるごとサポートできるほどに広がっていきました。しかし、その度にコンテンツを追加していったため、つぎはぎしたような複雑な構成に。2019年にチームを発足し、グループ会社でサイト制作/マーケティングを行う『もしも』に入っていただき、リニューアルを進めました」(高橋氏)。

顧客目線のサイト表現

リニューアルにあたっては、①自社の強み(ブランドイメージ)を明確に発信 ②サービスの多様化や変更により複雑で分かりにくくなってしまったサービス案内の改善 ③サイトからの問い合わせ数向上 ④サイト更新の操作性を改善し、更新効率を高める ⑤モバイル対応、の大きく5つのポイントで進められた。

特に②に関しては、サービスマップを新たに制作しビジュアルで多岐にわたるサービス内容を一目で理解できるよう整備した。「以前は...

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コーポレートサイト改革

企業情報を発信する「コーポレートサイト」。その重要性が増しています。長引くコロナ禍で、非対面でのコミュニケーションの質を上げるには、ステークホルダーとの重要な接点である「コーポレートサイト」を見直し、企業の価値や魅力を深くタイムリーに伝える場へと変えていく必要があります。しかし実際、サイトを刷新するとなると、一筋縄ではいきません。リニューアルの準備・段取りの基本から、実例までレポートします。企業だけでなく大学、自治体のホームページ改革の例も参考にして下さい。

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