社内コミュニケーション 多様性ある組織で一体感を高める方法

パーパスが実現した未来をジオラマで表現 カオナビのボトムアップ型プロジェクト

「パーパスは掲げただけでは意味がない」と分かっていても、個々の従業員への浸透や実践に向けた取り組みに苦戦している企業も多いだろう。カオナビがパーパス刷新時に実施したユニークなボトムアップ型のプロジェクトについて聞いた。

DATA
企業名 カオナビ
従業員数 322名(2024年3月末時点※子会社含む連結数値)
設立年 2008年5月
「kaonavi Town Project」主導部門 コミュニケーションデザイン室ブランドデザインチーム(6名)

施策におけるポイント
パーパスが実現した未来を“ひとつの街”としてレゴ®ブロックで表現し、具体的なイメージを醸成。プロジェクトの途中段階から有志のメンバーを巻き込んでボトムアップ型の施策に。

カオナビは2021年に新しいパーパス「“はたらく”にテクノロジーを実装し個の力から社会の仕様を変える」を策定し、2022年には、ロゴを含めたリブランディングを実施。新たなパーパスを社内外へ浸透させるため、パーパスが実現した未来を “ひとつの街” として可視化するプロジェクト、「kaonavi Town Project」を行った。プロジェクトの集大成として、レゴ®ブロックを使って可視化した「kaonavi Town」を2022年9月の社内イベントにてお披露目。社外向けには「kaonavi Town」を3DCG化し、サイトで公開している。

レゴ®ブロックでつくられた、カオナビのパーパスが実現した未来の街「kaonavi Town」

レゴ®ブロックでパーパスを具現化

「kaonavi Town Project」を主導したのはカオナビブランドの思想の具現化に努めているコミュニケーションデザイン室のブランドデザインチーム。チームを率いる長谷川亮氏はプロジェクト実施の経緯について、具体的にイメージできる形でパーパスに触れる機会をつくりたかったと話す...

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