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人気メディアの現場から

販売好調の美容誌『VOCE』編集長に聞く、読者の心をつかむポイント

報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。

講談社『VOCE』(ヴォーチェ)

    【基本情報】
    発売 毎月23日
    部数 81,770部(2016年1~12月、印刷部数)
    創刊 1998年3月
    制作体制 編集部員12人、ウェブ編集部1人。編集部員が紙だけでなくウェブのコンテンツも企画・編集している。

    定番企画

    (1)ザ・ベストコスメ

    (2)実験VOCE

    (3)新色カタログ

    反響の大きかった企画

    (1)30過ぎたら服より肌!

    (2)美白Q&A101

    (3)黄み肌さんのための春コスメガチ塗り比べ

"雑誌不況"とも言われる中、美容雑誌の販売が堅調だ。中でも『VOCE(ヴォーチェ)』(講談社)は、2017年の発行部数(ABC公査ベース)が前年同期比で148.7%。『美的』(小学館)、『MAQUIA(マキア)』(集英社)を含む主要美容3誌の中で最も高い伸び率を示している。

編集長の石井亜樹氏は美容誌ジャンルが好調の理由について、雑誌の特性である一覧性がコスメ好き女性にとって便利な機能だからではと分析する。「ウェブでは特定のブランドについて"ググる"ことはできても、複数ブランドを並べて比較したり、どれを買ったら自分の肌に合うのかを判断したりすることは難しい」。同誌が読者に対して実施した化粧品情報の取得元に関する調査でも、雑誌を情報源とする読者が86%(複数回答あり)に上る。

美容誌各誌やコスメサイトの看板ともいえる企画が、その時期に発売されたコスメの中から、優れた化粧品を選ぶ「ベストコスメ」。メディアごとの「目利き力」が問われる企画でもある。VOCEの「ベストコスメ」特集は、上半期・下半期・年間の年3回実施。

毎年1月号、8月号ではその半期に発売されたものの中からカテゴリー別に1位~3位までの"優秀アイテム"を発表する。著名な美容ジャーナリスト、美容家、ヘア&メイクアップアーティストなど50人以上を審査員に起用し、各自の点数内訳も公表していることから、情報の信頼性が売りだ。

「読者のほか、メーカーの広報担当者からの注目度も高い企画です。ベストコスメに選出されれば、コスメ発売時だけでなく(雑誌発売後に)もう一度商機が訪れる。業界における重要度が年々高まっていると感じます ...

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