Twitter活用の広報戦術
Twitterの日本上陸、そして企業アカウントが注目されるようになり約10年が経過しました。時勢や時代の気分を読む力とともに双方向性を重視したやりとりが求められる、その役割は「企業広報」そのもの。そんなTwitterの名手たちは今、ソーシャルメディアを取り巻く企業コミュニケーションの変化をどのように見ているのか。この10年の進化や変化とともに、振り返ります。
「効く」プロダクトPR
「ヒット商品不在」と言われて久しい今。商品・サービスのマーケティングにおいて、社会との接点づくりを担う広報PRは欠かせない要素となっています。時代の空気を捉え、人々の気持ちに寄り添うことに成功した人気商品はどのように生まれたのか。広報視点でその裏側を読み解いていきます。さらにPart2では、そんなヒットの担い手であるキーパーソンの思考に迫ります。
新規上場と広報戦略
ベンチャー企業のひとつのゴールである、上場。その前後にIRを含む広報体制を整える企業にとって、課題も多く聞かれます。同時に上場基準の変化、コーポレートガバナンスの厳格化といった市場の要請などを背景に、企業価値向上と持続的成長に向けての広報・IRの重要性が増している状況も。近年のIPO企業の声や専門家のアドバイスのもと、広報の体制づくりや留意点について考えていきます。
クリエイティブ力で広報は強くなる
広報誌、会社案内、社内報、ブランディングツール、コーポレートサイト、オウンドメディア......。想定以上に制作物に携わる機会が多い、広報の仕事。制作会社や外部のデザイナーと仕事をする機会が多いものの、意外と制作物のゴール設定とディレクションは難しいものです。そこで今回は事例を交えながら、企業ブランドを高める制作物を生み出す企画・ディレクションのポイントをまとめました。
企業変革を促す 社内コミュニケーション
あらゆる業界で人材採用・定着に関する課題を抱えている今、企業でイノベーション(変革)を探る動きが広がっています。その多くは即効性がある施策ばかりではなく、ブランディングや企業文化・風土の醸成など一定の時間とコストがかかることがほとんど。企業体としての持続的成長のため、地道なインターナルコミュニケーションの取り組みの重要性も見直されるようになってきました。今号では企業内の変革に乗り出した企業事例とともに、社内コミュニケーションの活性化について考えていきます。
広報のためのSDGs入門2
SDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)への関心が高まっています。この1年で一般への認知が広がっており、本誌で初めてSDGsを特集した1年前に比べて広報PRとの関わりも深くなっています。同時に、広報活動との連動のあり方、社内外への発信に課題があると考える企業も増えてきました。今号では「広報のためのSDGs入門」の第二弾として、前回(2018年7月号)の特集と6月開催のイベント「SDGs未来会議」とあわせて議論のきっかけとなるヒントをお届けします。
社会に広がるPRの力2019
広報とは社会との合意形成を担う仕事です。近年は適時開示が求められる上場企業のみならず、中小規模の企業や団体、学校法人や医療法人、NPO・NGOなどにも広報の活動は広がっています。今ではあらゆる組織体に、広報の力は欠かせません。平成から、「令和」へ。ますます広がるPRの力を駆使し、独自のフィールドで社会課題を解決したり、社会との接点を広げたりと活躍しているキーパーソンへのインタビューをお届けします。
災害リスク 広報が備えておくべきこと
東日本大震災から8年が経つ2019年。「3.11」の後も各地で、地震や豪雨といった災害が相次いでいます。緊急対応や復興支援はもちろん、時には風評被害など企業側が予想しえない事態に見舞われることも。企業はいつ何時起こるか分からない災害にいかに備え、ステークホルダーや社会に適切な情報を届けるべきか。専門家の提言や、実際に災害対応に直面した企業の例をもとに考えます。
広報の仕事 課題と戦略 2019
毎年恒例となった、企業の広報関連部門の体制や方針、課題などを探る編集部調査結果を2号連続で一挙公開。113社の回答のもと、活動の見直しや戦略構築に役立つデータ満載でお届けします。
危機管理広報2019
2018年、企業や大学、スポーツなど様々な業界で「組織風土」や「コンプライアンス」が問われる事態が相次ぎました。これらを教訓に、企業や団体のブランドを形成する広報の役割はどのように変わっていくのか。2018年に発覚した不祥事の問題点と危機管理広報のノウハウを交えながら、2019年の対策を考えていきます。
テレビ東京 大特集
「広報会議の読者が取材されたいメディア」といえば、テレビ東京の経済ニュース番組『WBS(ワールドビジネスサテライト)』。その影響力は絶大で、広報担当者の間では「WBS砲」という造語も存在するほど。他にも『ガイアの夜明け』『カンブリア宮殿』といった人気番組を多数擁する、テレ東の番組づくりの裏側とは?今回は各番組プロデューサーらに密着。制作・取材の裏側を大解剖します。
PR関連会社 活用ガイド2018
2017年末の編集部調査によると、『広報会議』読者のうちPR会社と契約しているのは約3割。「コンペをしたいがどこに依頼すべきか分からない」「費用感やクオリティの担保が課題」といった声がよく聞かれます。そこで今回は、国内PR関連会社に一斉アンケートを実施。各社の強みを誌上プレゼンしてもらいました。さらにベテラン広報が教えるPR会社の選び方、PRビジネスの歴史的背景などと併せて、パートナー選びのヒントをお届けします。
広報担当者のためのSDGs入門
2015年の「国連持続可能な開発サミット」で採択されたアジェンダで掲げられた「SDGs(持続可能な開発目標)」が今、注目を集めています。企業によるSDGs達成に向けた取り組みは、グローバルブランド確立の必須条件ともいえるでしょう。今号では、SDGs誕生の背景と広報活動における重要性を紐解き、企業価値を高めるためのポイントを考えます。
企業ブランド再構築 プロジェクトの進め方
あらゆるステークホルダーが「持続可能性(サステナビリティ)」のある企業を評価するようになってきた現在。蓄積したブランド資産を活かし、社内外に未来への「宣言」を伝えていくには─二号連続企画の特集で考えていきます。今号は、企業ブランドを再構築した実例からプロジェクト体制、進め方に迫ります。
メディアイベント実践ガイド2018
記者との接点を増やし、話題を最大化するメディア向けイベント。予算や目的に応じて、その内容や規模も様々です。最近ではブロガーを招いたりライブ配信を取り入れたり、ウェブ上での情報の広がりを意識した手法も多様化しつつあります。今号ではよりPR活動の成果につながる、メディア向けイベントのポイントや効果検証の方法を考えます。
広報パーソンのキャリアと働き方
「仕事熱心な人が多い」。これこそが広報パーソンの共通項であり、『広報会議』を読んでいるあなたもきっと、この仕事に並々ならぬ情熱を傾けていることでしょう。加えて「働き方改革」が注目される今、読者調査の結果と現場の声から広報のキャリア形成や働き方について考えていきます。